燻舎 -口の中に広がる幸せな「煙」-

先日公開した「beach culture brewing」のセレモニーの記事の中で、『(店頭で発売している)燻製ナッツは、風間さんと同時期に私(Oaraiクリエイティブマネジメント・常盤社長)に起業の相談に来てくれた木田さんという若者が作った物』という紹介をさせて頂きました。本日は、その「木田さん」にインタビューを行い、合わせて当ショップでも「燻製ナッツ」の販売を開始致しましたので、ご紹介します。

『将来的には自分のお店を構えたいと思っているのですが、まだまだ余裕が無いという事もあり、まずは大洗まいわい市場に卸して販売する所からスタート致しました。』

 

「燻舎」というブランド名で事業を始めた、木田龍介さんは現在32歳。10年前から事業を展開したいという想いをかかえながら、このほどまずは1つ目の商品販売を開始しました。

 

『元々は、父親が燻製が好きで、私も小さい頃から食べていたというのがきっかけです。その父親が、将来はお店を持ちたいという夢を持っていたので、それを手伝おう、くらいに思っていました。ところが7年前に父が他界しまして、その夢を継ぐという訳では無いですが、これを機にチャレンジしてみようと思いました。』

 

燻製の食品に触れる機会は、一般生活では余りないと語る木田さんにとって、燻製は身近な存在で、普段から接している環境だったことが大きかったと言います。

 

『なぜ大洗かという所で言うと、私は水戸で生活をしているのですが、昔から大洗が好きだったこと、そして何より、父が大洗に眠っている事が大きいですね。そうしている中、3年前くらいに大洗町商工会が主催した「創業セミナー」に参加し、本格的に始動しました。そのセミナーに偶然Beach culture brewingの風間さんが隣の席で参加されていて、それが縁でお店に商品を置いて頂いています。ナッツはビールとの相性がバツグンに良いので、そういう意味でも良い出会いでしたね。』

 

創業セミナーで偶然出会った風間さんと共に、「Oaraiクリエイティブマネジメント」の常盤社長に創業の相談に行った事から、現在「大洗まいわい市場」と「Beach culture brewing」での販売がスタートしました。第1号商品として「燻製ナッツ」を販売していますが、その特徴について伺いました。

 

—適度に長時間、しっかり煙を浴びせる絶妙な見極め

『我々の燻製商品の一番の特徴は、「燻製を作る際にかける時間」ですね。燻製はその性質上、どうしても煙が出てしまい、例えば飲食店などで作る際のハードルが高く、浴びせる時間が短いがゆえに、少々物足りないといったものが多い、というのが個人的な感想です。燻舎の商品は、長時間高温で煙を浴びせたので、スモーク感がかなり強いものになっていると思います。かと言ってやりすぎると、口に入れた瞬間煙たすぎて「科学チック」な味になってしまうと言いますか。なので、そこは色々試した結果の温度・時間を計算して作っていますね。』

 

食べる人が「物足りなくもなく、しっかりしている」味の塩梅を見極め、作っているこだわりが伺えます。そしてナッツを選んだ理由と、今後の展望について伺いました。

 

『今回第1弾でナッツを選んだ理由は、まずは「王道的なもの」からスタートするのが良いと思ったからです。と言いつつ、色んなレストランなどを回って食べてみた所、意外とナッツにしっかり煙をかけたものが無かったんですね。であればチャンスかなと思ったんです。ナッツならば、皆様味の想像がつくだろうという事もありました。』

『現在、他に試しているのは玉子、ベーコン、魚のジャーキーですね。大洗は海の街ですし、今後魚には拘りたいと思っていて、新しい特産品にしていければと思うのですが、結構ハードルが高いです。ベーコンは尻尾は掴んできておりまして、例えば今後サンドイッチなどを作ってみたいと思います。また、「おにぎりの具」という事にも着目していて、シリーズ展開出来ると良いなと思い、色々試したいと思います。』

 

焼きおにぎりや梅、ツナなど、おにぎりの具はレパートリーに飛んでおり、見た目もわかりやすく馴染みがあるという所で、注目しているそうです。

 

—ビジネス的な今後の展望

『お店を持ちたいという想いはあるのですが、その前に2つのプランを考えています。1つ目は「移動車(キッチンカー)での販売」です。コロナ禍で活況であるという点と、大洗はイベントが多い町じゃないですか。なので、店を構えるよりは移動出来て臨機応変に販売できる移動車はチャンスだと思っていて、車を買うのにどのくらいかかるのか、という所までは調べています。2つ目は「飲み屋での販売」です。先ほど「ビールとの相性が良い」という話をしましたが、「酒のつまみ」として燻製は本当に合うんです!ですので、今後は大洗・水戸界隈の飲み屋の方に営業して行ければと思っています。』

 

現在は別の仕事をしながら事業を行っているため、実現できるかはわからないとしながらも、新しい特産品の誕生にも期待がかかります。

 

『まずは是非、燻舎のナッツを食べて頂き、袋を開けた時の匂い、長時間しっかり作ったそのナッツの味や煙の度合い、そして口の中の残留時間を是非味わって頂きたいです。よろしくお願いいたします!』

 

燻舎のナッツは、当ショップでも取り扱いを開始致しました!「大洗まいわい市場」で販売している、袋に入っているタイプを2種類、ご用意しております。是非、ご家庭で味わってみて下さい。

 

■【燻舎】燻製ナッツ(100g)  1,035円(税込)

商品ページ:https://www.arise-gift.jp/goods/165709780/

 

■【燻舎】燻製ナッツ(40g) 515円(税込)

商品ページ:https://www.arise-gift.jp/goods/165713688

 

最後に、木田さんと風間さんが偶然出会ったという、大洗町商工会主催の「創業セミナー」が、年明け1月に行われますので、ご案内致します。

第1回:2022年1月22日(土)13時30分~

第2回:2022年1月29日(土)13時30分~

詳細:http://oarai-shokokai.com/

 

この手のセミナーが参加費無料で受けられる機会もそれほどありませんので、興味がある方、創業を考えている方は是非、お問い合わせください。そこまでプランが固まっていないという方も、気軽に相談に乗って下さいますので、奮ってご参加下さい。

 

お店情報

  • 営業時間:【大洗まいわい市場】10時~19時
  • 定休日:年中無休
  • 電話番号:029-266-1147
  • 住所:東茨城郡大洗町港中央11‐2 大洗シーサイドステーション