Beach culture brewing -クラフトビールで作る新しい海岸文化-

今年の春先にプレオープンを果たすも、その後の緊急事態宣言の発出により休業を余儀なくされるなど、中々本格的に展開が出来なかったBeach culture brewing。ようやく状況が落ち着き、10月28日に「本格始動」と銘打ったオープンセレモニーが開催されました。

同店のオーナー・風間智さん(写真左)と、店舗が入っているショッピングセンター「大洗シーサイドステーション」を運営する、Oaraiクリエイティブマネジメント代表・常盤良彦さん(右)が登壇したセレモニーの模様をレポートします。

 

『正式にオープンするタイミングがなかなかつかめない状況で、この日を迎えることが出来て嬉しいです。これから地域に根付いていき、どんどん地ビールを作るよう頑張ります。』

 

と、風間さんが意気込みを語り、続いて常盤さんからは、『この施設を2017年から運営しているのですが、その際に一番大きな改修工事として、植栽などがあった施設の中通路を更地にしたんです。店舗同士が行きにくかったところ、相互に連動しやすい場所にしていきたいと。その構想の一つに、その場所でビアガーデンを開催したいという事がありまして、ある日突然風間さんから「地ビールを作りたい」というお話を頂き、これは願ったり叶ったりだな、と思いました。風間さんが作り出す地ビールで、地元の方、観光客の方に楽しんでもらえるイベントができたらと思います』と、同店への期待を寄せました。

 

その後、今後の発展を祈願しての「乾杯!」セレモニーが行われ、まずは新商品のビールについて風間さんから解説されました。

 

-「栗」を使ったビールの味

『今乾杯をしたこのビールは、茨城県産の栗を使用したものです。栗がほのかに香り、ビールの麦芽の香るローストと相まり、「大人ビター』な味になっています。』

この日から発売が開始された、茨城県の特産品・栗を使った「栗」ビール。

 

風間さんは茨城県潮来市出身で、茨城県初のマイクロブリュワリーである「PARADISE BEER FACTORY(鹿嶋市)」で修業したのち、元々遊びに来ていたり縁が深かった大洗に、結婚を機に移住。

 

『大洗~阿字ヶ浦の海岸線にかけて、この店を起点に「お洒落で素敵な場所」にしていきたい。』という想いを持っています。同店ではすでに茨城県の特産品「干し芋」を使った「干し芋レモンビール」を販売しており、『茨城県産の特産品を使って、茨城、大洗ならではの地ビール開発します。ここに来ないと飲めない特別なビールを作って行き、ビールで茨城を盛り上げたい』と意気込みます。

現在すでに販売している瓶ビールは、[左から]ブラウンエール(600円)、ペールエール(590円)、IPA(630円)、ポーター(610円)、干し芋レモン(580円)、栗(650円)の6種類[金額はすべて税込]。日によって取り扱っている商品は異なります。

 

また常盤さんは、『風間さんには美味しいビールを作って頂き、私は(店舗の向かいにあり、自身が経営している)「大洗まいわい市場」で様々な特産品を扱っている事もあり、「ビールに合うおつまみ」の開発して行ったり、他の業者さんと「繋ぐ」という役割を頑張りたいと思います。まずは、Beach culture brewingが休みの時でも買えるように、まいわい市場でも瓶ビールの販売を開始しました。今後は、例えば町内の宿泊施設などへの「営業」のお手伝いも出来ればと思っています。』

 

現在は一人ですべてを切り盛りする風間さんを、Oaraiクリエイティブマネジメントが様々な形でのサポートを約束しました。

 

-ガールズ&パンツァーとのコラボレーション

そして、新たなコラボレーションの情報に関する発表もあり、大洗町が舞台のアニメ「ガールズ&パンツァー」と、Beach culture brewingのコラボTシャツの発売が決定しました。

アニメは、2015年に公開された「ガールズ&パンツァー 劇場版」を見たという風間さんは、『作品を見て、本当に楽しいアニメで、ファンの方が多く魅了され、わざわざ大洗に沢山いらっしゃる理由も分かりました。そんなファンの方にお土産をと思って作ったのですが、予想をはるかに超えてデザインが良くて、僕が着たいです(笑)。』

 

常盤さんは、『率直に可愛いなと。普段使いも出来るし、大洗で来ていると、より「らしさ」が感じられる仕上がりですね!ボコを使ったのは良い着眼点ですね。』と感想を語りました。

 

劇中で登場するクマの「ボコ」は、どんな困難な状況でも諦めず、何度でも立ち上がるというキャラクター。コロナ禍で営業が出来なかったり、『ファーストタッチで何本か仕込んだんですが、その中で5分の2くらいが失敗してしまい、廃棄せざるを得なかったんです。そういうこともありまして全体的にスタートに時点で品薄だったのですが、徐々に作って在庫も元に戻りつつあります。』と、七転び八起きのスタートを切った同店を応援する意味でもマッチした組み合わせになっています。

 

コラボTシャツ(3種)は、当ショップで販売中!

 

■Beach culture brewing×ガールズ&パンツァー コラボTシャツ タイプA[2種] 各4,400円(税込)

商品ページ:https://www.arise-gift.jp/goods/164427270

 

■Beach culture brewing×ガールズ&パンツァー コラボTシャツ タイプB 4,400円(税込)

商品ページ:https://www.arise-gift.jp/goods/164427745

 

Beach culture brewing店頭でも発売中です。

 

-入れたての生ビールも

 

『大洗は海の街なので、その雰囲気に合った「飲みやすく、爽やか」なビールを作って行きたいと思います。』と語る風間さん。店舗では、瓶ビールだけではなく、生の美味しいビールを味わう事が可能です。海沿いの施設で、爽やかなクラフトビールを、是非味わってみて下さい。

 

最後に常盤さんより、店舗で販売している「燻製ナッツ」について。(写真は丁度あまり在庫が無い状態の時のもので恐縮です…。)

 

『この燻製ナッツは、風間さんと同時期に私に起業の相談に来てくれた木田さんという若者が作った物です。「大洗でどうしても燻製を作りたい」と熱い想いを語って頂き、それであれば「ビールに合うおつまみ」として、ナッツを作って頂いたんです。今後は鮭など色々試したいということなので、私も開発のお手伝いが出来ればと。このように、大洗で起業したいという方が2人、形になりました。今後もそういった方の受け皿になれたらと思います。』

 

以前より、常盤さんは「人と人とを繋げる」という事に実力を発揮する方だとご紹介してきましたが、まだまだ大洗が盛り上がるような繋がりが生まれていく、そんな素敵な予感のするセレモニーでした。

 

尚、木田さんが作る燻製ナッツは、「燻舎」という屋号でまいわい市場でも販売しております。Beach culture brewingは、店内におつまみ持ち込み自由ですので、是非様々な特産品と共に、美味しいクラフトビールを味わってみて下さい。

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お店が出来るまでの過程や想いなどが語られた、プレオープン時のインタビュー記事もチェック!

インタビュー記事:https://www.arise-gift.jp/article/1479/

 

―大洗の通販は「ARISE GIFT」で

ⒸGIRLS und PANZER Finale Projekt

お店情報

  • 営業時間:Beach culture brewing 11時~19時
  • 定休日:月・火曜日定休 ほか不定休あり
  • 電話番号:070-8934-2185
  • 住所:〒311-1305 茨城県東茨城郡大洗町港中央11-2 大洗シーサイドステーション内