ランタン舞う、大洗の秋の海 -大洗サンビーチ 砂浜図書館

11月7日、大洗の秋の海岸に幻想的な光景が広がりました。ここは広い砂浜が特徴の「大洗サンビーチ」。サーフィンなどマリンスポーツが盛んに行われ、関東でも有数の海水浴場としても知られています。

 

そんな「海の町」大洗の代名詞だった「大洗サンビーチ」ですが、海水浴客の数がここ10年で7割減という非常に厳しい現実があります。行政や観光協会も手を拱いているだけではなく、ビーチを活かした形で、通年楽しめる事業展開に力を入れてきました。そんな中、今年は「新型コロナウイルス感染症」拡大の影響で、夏の海水浴場が閉鎖されるという、ショッキングな状況に見舞われました。

 

そこで大洗観光協会の中で、30~40代の若手が集まったプロジェクトチームが中心となり、この夏開催されたのが「砂浜図書館」です。

■砂浜図書館(大洗サンビーチ)

上記画像は公式サイトより

現在、「砂浜図書館」は秋シーズンが開催中です。

広いビーチに設置された洗練された空間は、この夏全国的に中止となった「海水浴」に代わる新しい取り組みとして、多くのメディアにも取り上げられ、話題を呼びました。「海の町」ならではの、「逆にこの夏しか出来ない」という柔軟な発想の元「新しい価値」を生み、今後のビーチ活用に一石を投じました。

 

ビーチにおもむろに設置された扉をくぐれば、リラックスして本を読むことが出来る”非日常”が広がります。

元々大洗町は、海水浴を中心とした「保養」の町として栄えた歴史があり、ある意味「原点回帰」的な流れも組んでいます。忙しい現代社会において、何も考えず、波の音を聞きながら流れる時間は、きっと最高のリフレッシュとなることでしょう。

そして冒頭でも紹介したのは、秋の「砂浜図書館」の新企画として行われた企画「スカイランタン」です。秋の夜空に無数に舞うランタンは、幻想的な風景のみならず、大洗町の新しい「海」の可能性を感じずにはいられません。

 

「砂浜図書館」は、観光庁「新しいツーリズム」の一環で実施されており、「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業の一つです。観光の町・大洗は、町の大きな大きな資源である「海」を活用し、世の中の様々な変化に対応する形で、今後も魅力溢れるコンテンツを作り続けていくでしょう。

 

砂浜図書館の秋シーズンは今週15日(日)まで。スカイランタンは14日(土)のみです。是非大洗町に「非日常」を味わいに来て下さい。

 

■砂浜図書館(昼の部)

<開催期間>11月15日(日)まで

<開館時間>11:00〜15:00
※雨天・強風中止 ※開催の可否に関しては、当日大洗観光協会のTwitterにて発表
※予約席が満席でも、予約席以外のフリー席がありますので、現地で受付して下さい

<入館費用>1人500円(フードドリンク300円券付き)
※大学生以下無料 ※キッチンカー出店有り

 

■夜の砂浜図書館

<開催日(残り)>14日(土)

<開館時間>16:30〜19:30
※雨天・強風中止 ※開催の可否に関しては、当日大洗観光協会のTwitterにて発表
※予約席が満席でも、予約席以外のフリー席がありますので、現地で受付して下さい

●入館費用:1人1000円(フードドリンク300円券付き)
※大学生以下無料 ※キッチンカー出店有り

 

■スカイランタン ―500個のランタンが空を埋め尽くします―

<開催日>14日(土)
※完全予約制、各回先着500個  ※雨天・強風中止
※開催の可否に関しては、当日大洗観光協会のTwitterにて発表

<開催時間>16:30〜19:00(16:30受付、18:00~18:30実施)
<参加費用>3000円(1組につき1個)

予約方法など詳細は、大洗観光協会HPをご覧下さい。

お店情報

  • 住所:<受付場所>大洗サンビーチ津波避難施設(ビーチセンター)