“梅と人がつながる場所” 梅体感パーク 「Ume Sonare oarai」記者会見レポート

7月23日(金)にオープンする大洗町の新施設「Ume Sonare oarai」。オープンを前に、施設に関する記者会見が行われましたので、その模様をレポート致します。

 

 

■創立200周年事業の一環として―

1830年創業、2030年に創業200年を迎える吉田屋。八代目の大山壮郎さんが、新施設の記者会見に臨みました。

 

元々は梅製品を中心とした卸し業を生業に、高速道路・駅などに向けてお土産品を製造していた同社は、2014年に全国初の梅専門カフェ「ume café WAON」をオープンしました。

 

『ume café WAONは梅を使った料理を食事として楽しめるカフェなのですが、このお店を持つことでお客様と接点が生まれました。店を持ったことやイベントにも多数出店するなど、それまでに無い取り組みをする事で、もっとお客様に梅の事を知ってほしい、そのための接点を増やしたいという想いに至りました。お陰様で2030年に創業200年を迎える事もあり、今の事業をより成熟させた形で迎えたいと思い、新しい施設を開業するに致りました。』

 

■梅の6次産業すべての体験が経験できる「梅体感パーク」—

※Ume Sonare oarai 外観イメージ

 

新しく完成する「Ume Sonare oarai」には、体験エリア、梅林エリア、飲食エリアの大きく3つのエリアに分かれています。

 

<体験エリア>

 

体験エリアの目玉は、梅シロップと梅酒作り体験です。

 

『まず梅シロップは、梅が5種類と砂糖が5種類好きなように組み合わせる事が可能で、全部で25通りの味をお楽しみ頂けます。ここにお酒をプラスして梅酒を作る事も可能で、お酒を5種類ご用意しており、つまり梅酒は125通りの味を作る事が可能です。』

 

味の好みによって組み合わせを変える事ができ、味比べできるのが特徴です。

小は2,200円~・大は3,300円~(予定) ※品種によって値段が異なります。

 

『今日お持ちしたビンで簡単に説明すると、赤色が特徴(画面向かって右から4番目)のビンは「露あかね」という品種、その手前の黄色は「完熟梅」という品種で、品種によってこれだけ色が異なり、もちろん味の違いもあります。また端の4つ(画像向かって左側)は、梅の品種は同じなのですが、砂糖によってこれだけの色の違いが出ます。是非、皆様の好みの味を探して頂きたいです。』

 

梅は茨城県の品種を中心に、イベント的に全国の珍しい梅を取り寄せたり、砂糖も希少なものも含めて用意するとのことです。

 

『そして梅酒ですが、(画面向かって右側の2つ)今日は大小1個ずつご用意しました。梅酒は最低1か月漬け込めば飲めるようになります。お酒も5種類あり、大洗の酒造「月の井酒造」のブランド「和の月」を用意するなど、大洗内の連携にも取り組もうと思っており、今後町内の事業者や宿泊施設などとも連携して行ければと思います。』

 

漬物石をイメージしたというモダンな外観に、上記のような体験施設に加え加工品の工場も備えており、工場見学ができるようになるそうです。

 

<梅林エリア>

体験エリアの建物を抜けると梅林エリアがあり、現在新しい梅の木が植えられています。

 

『梅林エリアには、5品種・60本の梅の木を植えました。植えたばかりの木が、どんな風に成長するのかを見て頂くのも楽しみの一つだと思っています。また12月頃には、剪定した枝を使ったクリスマスリースやツリー作りなどの体験もイベント的に行っていきたいですね。』

 

<飲食エリア>

施設内にキッチンカーを用意し、梅に関する料理もお楽しみ頂けます。

その目玉として用意されたのが「梅モンブラン」です。

 

『施設の目玉商品として、新たに開発した「梅モンブラン」です。梅のグラッセをメインに中にも梅が入っています。茨城県産さつまいものペーストを使っていて、県産のものを活かした商品になっています。是非お召し上がりください!また、施設の近くにある系列の「ume café WAON」と合わせて、ぜひ梅料理を楽しんで下さい。』

 

■「梅」を子供たちの身近なものに—

上記で説明したシロップや梅酒作り体験の他に「教育」にも力を入れていきたいと、大山さんは語ります。

 

『梅は茨城県の「県の木」という事もあり、県内の子供たちにもっともっと触れて欲しいと思っていて、一つのプログラムとして、11月の剪定⇒2~3月の花⇒春の「実」の経過観察⇒6月の収穫ごとに、座学を合わせた年間の教育プログラムを作ろうと思っています。

剪定した枝を使ったリース・ツリー作り、梅の花を用いたアレンジメント作り、春先に「実」の観察&シロップ作り、最後8月に3日間の収穫体験が終われば、夏休みの課題が終わっている、みたいな形です。最後の3日間は梅林でキャンプなんかが出来るとよいですね。』

 

梅の生産量は全国的に減少傾向で、多くの梅農家は後継者問題を抱えています。そんな問題解消の一助になるべく、子供たちにもっと「梅」に触れて欲しい、もっと好きになってほしいと、大山さんは考えています。

 

■7月23日(日) オープンイベント開催—

オープン当日は、朝からオープニングイベントが行われます。

 

【日時】

7月23日(日)10:00〜15:00 ※雨天決行

 

【場所】

Ume Sonare oarai

〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6793-5

 

【スケジュール】
10:00〜 セレモニー・マルシェ等開催
15:00頃 終了

 

【イベント内容】
・オープニングセレモニー(國井豊・大洗町長参加)

・バルーンリリース

・梅クレープ販売(サニーズクレープ出店)

・梅干しの種飛ばし選手権

・梅シロップ、梅酒作り体験スタート(要予約)

・キッチンカーの出店・梅ジュースのプレゼント・限定スイーツの販売等

 

施設は入場無料。「体験エリア」は事前予約制(予約:https://select-type.com/s/ume_sonare )で、フラっと来た場合工場見学やカフェ利用は可能です。予約枠に空きがあればシロップ・梅酒作り体験も行えます。

 

『梅林はどこにでもあり、「体験だけ」できる施設は他にもあるのですが、梅林・体験・加工品の工場見学など、6次産業が集結している施設は全国初です。新しい大洗の観光スポットとなり、より多くの人に梅の素晴らしさを知ってもらい、この場所で梅とつながる時間を楽しんでもらいたいと思っております。』

 

大洗に新しく完成する施設「Ume Sonare oarai」は、7月23日にオープン致します。

場所は、永町商店街→曲がり松商店街を直進。系列店「ume café WAON」のあるT字路を左折すると、坂を上がって右手に見えてきます。

大洗町の新スポットをチェック!

 

公式サイト:https://select-type.com/s/ume_sonare (体験予約もこちらから)

公式instagram:https://www.instagram.com/ume_sonare/

 

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お店情報

  • 営業時間:Ume Sonare oarai 10:00~17:00(ラストオーダー16:00)
  • 定休日:水曜日
  • 住所:↑