IBK0141 -「絶対使いたくないグッズ」で県の特産品を応援-

投稿日：2022.05.02

とんかつレストラン・クックファンや、大洗まいわい市場を運営する、常盤良彦さんが、新たにユニークなプロジェクトを立ち上げました。

IBK（いばらき）0141（おいしい）と読むこのプロジェクトは、「こんなご時世だからこそ、日常にもっと笑顔と楽しさを」というテーマの下、茨城の「おいしいもの」を身近に感じてもらうため、グッズ化して茨城愛を高めよう、というものです。

『僕らは、2009年から「大洗まいわい市場」を運営させていただいていて、僕はもともと神奈川出身なんですけど、こちらに来てから、すごく食がおいしいよなというのを常々思っていました。それと同時に、いわゆる「魅力度ランキング」で常に下位に位置する現実を目の当たりにして、改めて「魅力」って何？と思っていたんですよね。』

そう語るのは、インパクト十分の姿の常盤さん。常盤さんは過去の取材でも『茨城はおいしいモノに囲まれている事が当たり前な環境である』事が、一つ外への発信に繋がらないのではないか、と語っていました。

『僕なりの持論なんですけど、都心に近いがゆえに「台所」として一次産業は発展した。その中で美味しいものが当たり前に身近にあって且つ、茨城の皆さんが奥ゆかしいからか、うまく伝わらないのかなと。「魅力」って「自分ところの〇〇は美味しいよ」って胸張って言える、伝える事が大事だと思っていて。そんな当たり前な事をあえて表現するのなら…というきっかけ作りとして「美味しいモノ」をグッズにしてしまって、面白おかしくコミュニケーションツールとして使って貰って、結果PRに繋がるんじゃないかと考えました。』

その結果、本プロジェクト第1弾に選ばれたのが、茨城の特産品である、豚肉・納豆・しらすの3種類です。（画像はクリアファイル）

『商品コンセプトはずばり「絶対使いたくないシリーズ」です。

絶対　着たくない
絶対　使いたくない
絶対　持ちたくない

ミニタオルもあるのですが、例えば彼女と食事をしていて、いきなりこの脂身ギッチリのミニタオルで口を拭きだしたらドン引きですよ（笑）。でもきっと、「何それ？」って話になると思うんですよ。「納豆Tシャツ臭そうじゃない？」とか、会社の書類提出時にこのクリアファイルを使ったら、上司が笑ってくれるかもしれない。そこから「いや実は茨城では～」みたいな話になるかもしれないじゃないですか？実際に自分で着てみてやってみて、ほっんとにくだらないなって思いますし（笑）。』

こちらがTシャツ。お腹の部分に脂身が乗っているブラックジョークの利いた「豚」、糸を引いている所まで（無駄に）完全再現されている「納豆」、有象無象のクネクネが面白い「しらす」です。Tシャツは、当ショップでは5月下旬に入荷予定です。

『だから、「このTシャツ良いですね！」と言われてしまうと僕の敗北です。計画は失敗（笑）。「微妙」とか「これは着たくない」と言われて僕の想いは達成できる…！でもご安心ください、それだけだと商売的には少々厳しいかなという事で、「気軽に使える」Tシャツも作りました！』

シンプルなデザインのTシャツも…！こちらのシリーズも、当ショップでは5月下旬に発売開始予定です。

『ここまで話してやっと選定理由についてちゃんとお話しますね（笑）。まずは「豚肉」について、意外と知られていないのですが、茨城は畜産大国で、豚の出荷量は全国で2～4位を行ったり来たりしています。また最近、県もローズポークも推しており、ウチがとんかつ屋（とんかつレストランクックファン）をやっている事もあって、だったらとんかつの肉そのまんま載せてしまおう！となりました。続いて「しらす」は、大洗と言えば「アライッペ」というしらすをあしらったマスコットキャラクターがいるくらいなので、ここは外せないなと。最後に納豆は、当然水戸の名産という理由がありますけど、インパクト重視です（笑）。』

ミニタオル商品ページ：https://www.arise-gift.jp/goods/168033484/

クリアファイルセット商品ページ：https://www.arise-gift.jp/goods/168033571/

3種類を展開する「第1弾グッズ」。今後の展開についても伺いました。

『想いは語ってきたのですが、とはいえやっぱり不安なところもあるので、第1弾はスモールスタート。数量もかなり少なめで生産しています。もし今回「絶対使いたくないシリーズ」が反響があるのであれば、干し芋・いちご・メロンなど茨城にはまだまだ美味しい特産品がたくさんありますので、「使いたくないシリーズ」「使いたいシリーズ」両面で展開を考えたいと思います。』

『そもそもこのプロジェクトのきっかけとして、やっぱり大きいのが新型コロナウイルスなんです。「おいしいモノあるよ！だから茨城に来て！」って、大手を振ってPRしづらくなってしまったじゃないですか。通販で売るという選択肢ももちろんありますけど、それだけではない魅力発信方法として、今回IBK0141プロジェクトにチャレンジしてみました。いばキラTV（県が運営するネットTV）とかで取り上げられて話題になって、全国的に同じような動きが出てきたら面白いな、なんて個人的には思っています。是非皆さんも冗談だと思って、ご購入下さい！今後も色々展開していきたいので、是非お願い致します！』